4.3 新型フリード価格帯(税込み)
新型フリードAIRとCROSSTARの価格帯を見ていきましょう。
4.4 AIR(エアー)
- フリードAIR 1.5L: 250万8000円~292万8200円
- フリードAIR e:HEV:250万8000円~292万8200円
4.5 CROSSTAR(クロスター)
- フリードCROSSTAR 1.5L:281万2700円~308万7700円
- フリードCROSSTAR e:HEV:316万2500円~343万7500円
- フリードCROSSTARスロープe:HEV:316万2500円~343万7500円
- フリードCROSSTARスロープ1.5L:281万2700円~308万7700円
- フリードCROSSTARリフトアップシート1.5L:316万2500円~343万7500円
5. インテリア
インテリアはシンプルな構成に。
7インチTFT液晶メーターは、速度や現在時刻など、必要最小限の情報に絞り込んだシンプルな表示とし、見やすさとわかりやすさを追求しています。
センターパネルは運転に関する操作スイッチと空調などのスイッチを左右でゾーニングして配置することで、運転時も直感的にスイッチ類を操作できるようにしました。
6. パワートレイン
ハイブリッドモデルには、ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」をフリードとして初搭載。また、1.5L DOHC i-VTECエンジンを搭載したガソリンモデルもラインアップしています。
e:HEVモデルのエンジンは、最大熱効率を40%以上に引き上げ、走りと燃費をより高い次元で両立させました。また、モーターならではの低速域からの力強い走りを提供しつつ、穏やかでスムーズな走りを実現。
ガソリンモデルは、静粛性に優れたポート噴射エンジンを採用。CVTは、フリクションの低減により伝達効率を向上させるとともに、ローレシオ設定により多人数乗車時にもスムーズな加速を提供しています。
そして独自の「リアルタイムAWD」を、ハイブリッド・ガソリン両モデルに設定したことで、雪上走行や悪天候時において安定したドライビングを提供しました。
特にe:HEVとの組み合わせにおいては、モータードライブの特長である大トルクを、素早く最適に駆動配分することで、さまざまな路面環境でより安定感のある走りを提供しています。
7. ライバルのトヨタ「シエンタ」も一部改良で待ち受ける
コンパクトミニバンであるホンダ「フリード」唯一のライバルがトヨタの「シエンタ」です。
シエンタは2024年5月20日に一部改良され、装備の充実化などがおこなわれました。
ボディサイズや排気量、3列シートを設定し多彩なシートアレンジを持つなど、シエンタは車種選びでフリードと比較されることも多い車種です。
昨年2023年度の販売実績では、フリードに先駆けて2022年にフルモデルチェンジされたシエンタが12万2706台で登録車台数第3位に。
そして、フリードは7万4681台で同10位に。シエンタに差をつけられていますが、今回のフルモデルチェンジでどんな結果になるのでしょうか。
8. まとめ
車選びは大きさや価格、走行性能や燃費性能など多くの項目を検討する必要があります。もちろん、デザインやボディカラーが気に入ったことで購入に至ることもあります。今回、新型フリードが発売されたことで、ミニバンを健闘している方にとって大きな選択肢になるのではないでしょうか。
参考資料
田中 秀雄