ホンダ「新型フリード」のコンセプトは「“Smile” Just Right Mover(“スマイル” ジャスト ライト ムーバー)」。
使う人の気持ちにも寄り添い、日々の暮らしに笑顔をもたらすクルマとなることを目指して開発されました。
本記事では、新型フリードの魅力や価格などを画像を交えながらご紹介していきます。
1. ホンダ「新型フリード」の魅力
【写真12枚】1枚目/ホンダ「新型フリード」CROSSTAR、2枚目以降でフリードAIRやエクステリア・インテリアの写真をチェック1/12
新型フリードはユーザーの生活スタイルに合わせ、上質で洗練されたシンプルなデザインの「フリード エアー」と、力強く遊び心にあふれるデザインの「フリード クロスター」の2タイプから選べるようになっています。
また、両タイプとも3列シート仕様に。フリード クロスターには2列シート仕様が選択可能となりました。
ボディサイズは先代モデル同様に、全長4310mm/全幅1695mm/全高1755mm(AIR2WD)という、フリードならではの取り回しのしやすさを維持しながら、1列目のシート形状を工夫。さらにウォークスルーや2列目シートへのアクセス性を向上するなどで使い勝手を高めています。
そして、ハイブリッド車にはホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」をフリードとして初搭載しています。
2. グレードは標準タイプの「AIR(エアー)」&上級グレードの「CROSSTAR(クロスター)」
新型フリードは、6代目のステップワゴンと同じグレードの「AIR(エアー)」が標準タイプとなり、先代モデルの2019年のマイナーチェンジモデルから採用された「CROSSTAR(クロスター)」が上級グレードとして設定されています。
また、両タイプともにこれまで通り3列シート仕様としたのに加え、フリード クロスターにはこれまで「フリード+」として設定されていた2列シート仕様が選択可能となりました。
新型フリードのエクステリアは、クルマ全体をシンプルな造形かつ上質なデザインとするとともに、クルマとしての使い勝手の良さを感じさせるスタイリングを目指しました。
フロントは、ヘッドライトやフロントグリルのシャープな造形に。サイドはヘッドライトからリアライセンスガーニッシュまで繋がりのある、水平基調のラインと、シンプルでありながらクオリティーの高さを感じさせるデザインとなっています。
リアは、安定感がありスタンスの良い台形のフォルムや、先代モデルより低い位置に縦基調に配置したリアコンビネーションランプなどにより、走りの良さや広い室内空間を外観からイメージできるデザインを目指しました。
3. フリードCROSSTAR(クロスター)
フリードクロスターは、クロスター専用のブラックのフロントバンパーやホイールアーチプロテクター、サイドシルガーニッシュ、また、高輝度シルバーの専用フロントグリル、リアロアガーニッシュ、ルーフレールなど、さまざまな専用装備を採用。
フリードのもつ個性を生かしながらもアクティブな活動を後押しする力強さを表現しています。
4. フリード CROSSTAR:スロープ/リフトアップシート(助手席)
新型フリード にはクロスターをベースに、スロープ車とリフトアップシート車が設定されています。
4.1 スロープ
スロープ車は、電動ウインチ(速度調整機能・進路補正付)とスーパーフレックススロープを設定。介護用途における利便性だけでなく、生活スタイルの変化に適した多様な使い方により、幅広い層に利用が可能となるクルマを目指しました。
さらに、今回の新型フリードから型式指定自動車としてラインアップすることで、持ち込み登録の手間が省け、納車までの時間が短縮されました。
4.2 リフトアップシート(助手席)
リフトアップシート車は、助手席のシートの回転から昇降まで、すべて電動操作が可能。
シートの背もたれの角度やシートポジションの電動調整を採用し、シート調整のしやすさを追求しました。
4.3 新型フリード価格帯(税込み)
新型フリードAIRとCROSSTARの価格帯を見ていきましょう。
4.4 AIR(エアー)
- フリードAIR 1.5L: 250万8000円~292万8200円
- フリードAIR e:HEV:250万8000円~292万8200円
4.5 CROSSTAR(クロスター)
- フリードCROSSTAR 1.5L:281万2700円~308万7700円
- フリードCROSSTAR e:HEV:316万2500円~343万7500円
- フリードCROSSTARスロープe:HEV:316万2500円~343万7500円
- フリードCROSSTARスロープ1.5L:281万2700円~308万7700円
- フリードCROSSTARリフトアップシート1.5L:316万2500円~343万7500円
5. インテリア
インテリアはシンプルな構成に。
7インチTFT液晶メーターは、速度や現在時刻など、必要最小限の情報に絞り込んだシンプルな表示とし、見やすさとわかりやすさを追求しています。
センターパネルは運転に関する操作スイッチと空調などのスイッチを左右でゾーニングして配置することで、運転時も直感的にスイッチ類を操作できるようにしました。
6. パワートレイン
ハイブリッドモデルには、ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」をフリードとして初搭載。また、1.5L DOHC i-VTECエンジンを搭載したガソリンモデルもラインアップしています。
e:HEVモデルのエンジンは、最大熱効率を40%以上に引き上げ、走りと燃費をより高い次元で両立させました。また、モーターならではの低速域からの力強い走りを提供しつつ、穏やかでスムーズな走りを実現。
ガソリンモデルは、静粛性に優れたポート噴射エンジンを採用。CVTは、フリクションの低減により伝達効率を向上させるとともに、ローレシオ設定により多人数乗車時にもスムーズな加速を提供しています。
そして独自の「リアルタイムAWD」を、ハイブリッド・ガソリン両モデルに設定したことで、雪上走行や悪天候時において安定したドライビングを提供しました。
特にe:HEVとの組み合わせにおいては、モータードライブの特長である大トルクを、素早く最適に駆動配分することで、さまざまな路面環境でより安定感のある走りを提供しています。
7. ライバルのトヨタ「シエンタ」も一部改良で待ち受ける
コンパクトミニバンであるホンダ「フリード」唯一のライバルがトヨタの「シエンタ」です。
シエンタは2024年5月20日に一部改良され、装備の充実化などがおこなわれました。
ボディサイズや排気量、3列シートを設定し多彩なシートアレンジを持つなど、シエンタは車種選びでフリードと比較されることも多い車種です。
昨年2023年度の販売実績では、フリードに先駆けて2022年にフルモデルチェンジされたシエンタが12万2706台で登録車台数第3位に。
そして、フリードは7万4681台で同10位に。シエンタに差をつけられていますが、今回のフルモデルチェンジでどんな結果になるのでしょうか。
8. まとめ
車選びは大きさや価格、走行性能や燃費性能など多くの項目を検討する必要があります。もちろん、デザインやボディカラーが気に入ったことで購入に至ることもあります。今回、新型フリードが発売されたことで、ミニバンを健闘している方にとって大きな選択肢になるのではないでしょうか。
参考資料
田中 秀雄