2. 【50歳からの積立投資】月3万円で1000万円を達成するにはいくら積み立てれば良い?

10年後の資産運用における成果は、利回りによって左右します。

50歳からつみたてNISAを開始することを想定し、利回りを1、3、5、9%とした場合、10年後に1000万円を達成するために必要な月々の積立額をシミュレーションしました。

2.1 【シミュレーション①】利回り1%の場合

利回り1%の場合、毎月の積立金額は7万9271円です。

10年後の60歳時には、元本が951万円、運用収益が49万円で、合計1000万円になります。

新NISAシミュレーション利回り1%の場合

新NISAシミュレーション利回り1%の場合

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」

2.2 【シミュレーション②】利回り3%の場合

利回り3%の場合、毎月の積立金額は7万1561円です。

10年後の60歳時には、元本が859万円、運用収益が141万円で、合計1000万円になります。

新NISAシミュレーション利回り3%の場合

新NISAシミュレーション利回り3%の場合

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」

2.3 【シミュレーション③】利回り5%の場合

利回り5%の場合、毎月の積立金額は6万4399円です。

10年後の60歳時には、元本が773万円、運用収益が227万円で、合計1000万円になります。

新NISAシミュレーション利回り5%の場合

新NISAシミュレーション利回り5%の場合

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」

2.4 【シミュレーション④】利回り9%の場合

利回り9%の場合、毎月の積立金額は5万1676円です。

10年後の60歳時には、元本が620万円、運用収益が380万円で、合計1000万円になります。

新NISAシミュレーション利回り9%の場合

新NISAシミュレーション利回り9%の場合

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」

シミュレーションを通じて、利回りの違いが資産形成に与える影響は大きく、長期的な投資戦略を策定する際には重要な要素となります。

将来のライフプランに基づいた資産運用の計画を立てるためには、このようなシミュレーションツールを活用することが有益です。

具体的な積立投資のリスクや予想される収益率の変動などを考慮しながら、最適な資金運用の戦略を検討することが大切といえるでしょう。

ただし、シミュレーションは利回りが安定していることを前提に作られたものです。

実際にはマイナスとなる年もあるかもしれませんので、資産運用は余裕資金の範囲内で検討するようにしてください。