2. 植えてはいけないシンボルツリー?大きくなりすぎる庭木2選
2.1 ミモザ[常緑中~高木]
ミモザは、フサアカシアやギンヨウアカシアなどのマメ科アカシア属の総称。春に咲く黄色いふわふわの花と、シルバーがかった繊細な葉がおしゃれで、切り花やリースなどの材料にも使われる花木です。
ミモザは成長が早く、小さな苗を植えても数年で5mを超す大きさになります。高木のわりには根があまり深く張らず、枝がしなやかで横に広がる性質のため、強風で倒れやすい植物です。
ミモザを庭に植えたい場合は、なるべく広い場所を確保し、建物やフェンスから離して植え、支柱を立てましょう。毎年花後に強めの剪定をすると大きさを保ちやすくなります。
また、害虫も付きやすいので、殺虫剤を適切に使用しながら育てることが必要です。
※参考価格:550~2000円前後(3~3.5号ポット苗)
2.2 ユーカリ[常緑高木]
シルバーがかった葉がおしゃれなユーカリは、品種が多く葉形のバリエーションが豊富。「ポポラス」「グニ―」など、観葉植物として見かける品種もあります。リースやドライフラワーなどの材料として使われるほか、アロマやハーブティーの原料にもなっている、人気の植物です。
しかしユーカリも成長が早く、かなり大きくなる植物。自生地では100mほどの大木になる品種もあり、庭に植えると手に負えなくなる可能性が高いです。
ユーカリを自宅で楽しみたい場合は、地植えせずプランターに植えるのがおすすめ。成長が制限されるため、大きくなりすぎるのを防げます。年1回程度、春か秋に剪定と植替えを行い、サイズを保ちながら育てましょう。
※参考価格:350~1100円前後(3~3.5号ポット苗)