1.2 「この企業に勤める人と結婚したいランキング」男女別の傾向
なお、同調査の男女別のランキングでは、上位10社中7社が共通しているものの、11位以下では男女によって回答にバラつきがみられます。
男女別のランキングにおいては、男性の勤務先には食品製造業(サントリー、明治、味の素など)、女性の勤務先には通信業(NTT、KDDIなど)を望む回答が多い結果となっています。
これは男女において、結婚相手の勤務先に対して重視するポイントが異なることが、背景にあるのでしょう。
では具体的に、結婚相手の勤務先に対してどのようなポイントが重視されるのでしょうか。
次章にて、詳しく見ていきましょう。
2. 結婚相手の勤務先に対して重視するポイントは?
リスクモンスター株式会社の同調査によると、結婚相手の勤務先に対して重視するポイントとして、男女・世代問わず「給与額」が1位となりました。
次いで2位が「雇用形態」となっており、結婚相手の勤務先として「経済的に安定した職種かどうか」を重視している人が多いとうかがえます。
なお、3位の「土日休み、有休が取得しやすい」、5位の「残業時間」においては、50歳代と比較して30歳代・20歳代の回答率が高くなっており、若い年齢層ほどワークライフバランスを重要視しているといえます。
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年9月4日更新)