2. 【やってはいけないその2】学習計画を立てずに宿題や課題を放置する

計画を考えることで時間は無限ではなく有限であることに子どもも気がつきます

生活リズムは崩さない

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1ヶ月から1ヶ月半に及ぶ夏休みをどのように過ごすかを子ども任せにするとどんなことが起きるでしょうか。

長い夏休みは「たっぷり時間がある」と思い、油断して過ごしてしまう子も多いです。また、親の方も忙しく「長い休みだからなんとかなる」と思ってしまう人もいます。

筆者も小学生の頃に毎年「まだまだ夏休みはあるから後で大丈夫」と無計画で過ごし、夏休みが終わる三日前に大慌てで夏休みの友に取り組んでいました。結局、自由研究やアイデア貯金箱に手をつけることなく「最低限の宿題を終わらせる」という6年間を過ごしました。

もちろん、そんな風に過ごしていたら1学期の復習や2学期に向けた予習をすることもできません。せっかくの夏休みをダラダラと過ごしてしまったことはいまでも反省しています。

与えられた休みを有意義に過ごすには、夏休みがスタートする前に「夏休みの課題はお盆休みが終わる頃に終わらせる」「読書感想文や自由研究はこの時期に取り組む」と学習計画を立てておくようにしてください。

夏休みは外出の予定だけでなく、急に体調を崩すこともあります。そうした事態に臨機応変に対応できるよう、キッチリ計画を考えるのではなく「8月の第1週にここまで終わらせる」とざっくり考えましょう。

計画を考えることで時間は無限ではなく有限であることに子どもも気がつきます。「始まりがあれば終わりもある」と意識して取り組むことが重要です。