夏休みも近づき、小学生や中学生の子どもがいると「どのように過ごすか」に頭を悩ませている方も少なくないでしょう。

明治安田生命が2023年に公表した「夏に関するアンケート調査」(調査対象:全国の20代から50代までの男女1120人)によれば、夏休みに使う金額の平均額は7万2668円となっています。

明治安田生命が2023年に公表したアンケート結果「夏に関するアンケート調査」によれば、夏休みに使う金額の平均額は7万2668円(2023年発表の数字)

夏休みにかかる費用

出所:明治安田生命「夏に関するアンケート調査」を実施よりご紹介

また子供たちにとっては、季節休みの中で夏休みは長く、受験生にとっては天王山という位置づけになっています。

受験生でなくても、夏休みは大切な期間です。親は子どもが有意義に過ごせるよう色々と考え、夏期講習会に参加したり習い事のサマーレッスンを受けてみたりと試す時期でもあります。

しかし、いかんせん長いこともあり「まだ時間はあるから」と油断してしまうのも夏休み特有の悩みです。そこで今回は、夏休みで気をつけて欲しい行動をご紹介していきます。

1. 【やってはいけないその1】子どもの起床時間を把握しない

普段の生活リズムを崩さないようにすることが大切

夏休みにかかる費用

Seiya Tabuchi/istockphoto.com

学校生活という子どもの生活リズムを整える大きな存在がないため、学童に通っている小学生や部活が朝からある中学生を除けば、夏休みに入ると朝早く起きる必要はありません。

親が在宅勤務であれば時間を見て子どもを起こすことができますが、親が会社に出勤して不在となると子どもが起きなければ、「何時に起きたのか」を正確に把握するのが難しくなります。普段は6時半に起きている子が10時近くまで寝ていても誰も咎める人はいません。

親が働いていても、午前中から塾の自習室に行く場合は塾側の入退室をお知らせするシステムでメールやアプリで連絡が届きます。また、祖父母の家で夏休みを過ごして学校がある時と変わらない時間に起きて生活を送ることができます。

しかし、そういう環境にない子は何時に起きても問題は起きません。

起床時間が乱れると寝る時間にも影響を及ぼします。夏休みは子どもの生活の中心である学校が1ヶ月以上ないため、ちょっとしたことで崩れてしまいます。

一度生活リズムが乱れると立て直すのに時間がかかります。そして夏休みの宿題や課題が思うように進まず、夏休み後半になって慌ててしまうことも「夏休みあるある」です。

普段の生活リズムを崩さないよう、午前中に夏休み限定の習い事に通わせたりするなど何かしらの予定を入れてみるなどして対策をしてください。