2.3 【毎月5万円×10年間】
10年間で積み立てられる元本は600万円
- 想定利回り3%:699万円
- 想定利回り5%:776万円
- 想定利回り7%:865万円
- 想定利回り10%:1024万円
2.4 【毎月7万円×10年間】
10年間で積み立てられる元本は840万円
- 想定利回り3%:978万円
- 想定利回り5%:1087万円
- 想定利回り7%:1212万円
- 想定利回り10%:1434万円
2.5 【毎月10万円×10年間】
10年間で積み立てられる元本は1200万円
- 想定利回り3%:1397万円
- 想定利回り5%:1553万円
- 想定利回り7%:1731万円
- 想定利回り10%:2048万円
日本は長らくゼロ金利が続いていましたが、2024年3月19日の金融政策決定会合で、マイナス金利政策の解除が決定。預金金利の引き上げが期待されますが、経済状況を鑑みると満足を得られるほどの水準は難しいでしょう。
一方で物価は勢いよく上昇し続けています。物価が上がることにより資産価値は目減りし続けていくため、増える期待がある投資への注目が高まりつつあります。
上記のシミュレーション結果を見ると、投資による効果を感じていただけるでしょう。
また、NISA口座を活用することで利益がすべて非課税になることも、資産運用において大きなアドバンテージです。
例えば、50万円の利益が出れば、課税口座の場合、約20%=約10万円の税金がかかるため手取りは約40万円となります。
NISA口座ではこの約20%の税金がかからないため、50万円全てを受け取ることができます。
ただし、投資にはリスクが伴うことを十分に理解しておきましょう。
リスクとリターンは背中合わせです。10%のリターンを期待するなら、10%の損失を被る可能性もあるということを覚悟の上、投資する必要があります。
新NISAを活用した積立投資は、老後に向けた資産形成にも適しています。「少額」で「長い時間をかけて」積立投資を行うことでリスクを分散させ、複利効果も得ることができるからです。
老後は公的年金による収入をメインに生活するのが一般的ですが、年金だけで生活できる世帯は44%(参照:厚生労働省「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」)。
いったい、老後に受給する公的年金はどれくらいなのでしょうか。
参考までに、次章で国民年金・厚生年金の平均受給額を確認していきます。