3. 介護費用はいくら準備すべき?
80歳以降になると介護を必要とする人が増加します。ここでは、介護を受ける人の割合と介護費用について解説します。
3.1 介護保険受給者の割合は80歳から急増
介護が必要になるかどうかには個人差がありますが、80歳以降になると介護保険の給付を受ける人は右肩上がりに増えます。以下は、厚生労働省の介護給付費等実態統計より、人口に占める介護保険受給者数の割合です。
- 65歳から69歳:男性2.3%・女性1.8%
- 70歳から74歳:男性4.4%・女性3.9%
- 75歳から79歳:男性7.9%・女性9.1%
- 80歳から84歳:男性14.8%・女性21.0%
- 85歳から89歳:男性28.2%・女性42.3%
- 90歳から94歳:男性46.6%・女性64.4%
- 95歳以上:男性71.0%・女性88.0%
介護保険の受給率は男性より女性が高いことがわかります。また、95歳以上になると男女とも大多数が介護保険の給付を受けることになります。