人生100年時代といわれる今日、80歳を迎えてもまだ20年以上の人生が待っています。長寿は喜ばしいことですが、年金だけでは生活できない点や医療費や介護費用がかかってくるため、多くのお金が必要です。
この記事では100歳まで安心して暮らすためにいくら必要かをデータを参考にして試算していきます。
1. 人生100年時代、日本人の寿命の伸びを確認
最初に、厚生労働省の「令和4年簡易生命表」のデータから、男女別の日本人の寿命について確認していきましょう。
上記の表から90歳の平均余命は男性4.14年、女性5.47年となっています。
また、90歳時点で生存する人の割合は男性で約4分の1、女性は約半数です。さらに女性は95歳時点で約4分の1が生存しています。
これらのデータから「人生100年」は決して他人ごとではなく、誰もが人生設計で念頭に置く必要があるといえるでしょう。