6. 【参考】物価上昇に対して支出をどう減らしている?
物価上昇しても変わらず投資をつづけていくためには、元本となる余剰資金が必要です。
それではその資金を確保するため、どのように支出を減らしていけばよいのでしょうか。
株式会社LENDEXが実施した「円安と値上げ」に関する調査をもとに見ていきましょう。
調査概要は以下の通りです。
- 調査期間:2024年5月9日~2024年5月10日
- 調査方法:第三者機関によるインターネット調査
- 調査人数:300人
- 調査対象:20歳代〜60歳代の男女
6.1 支出を抑えるためにどのような対策をしているのか
回答者が支出を抑えるために行っている対策としては、回答が多いものから順に以下のようになりました。
- できるだけ安いものを買う:62%
- 買い物を減らす:42%
- 外食を控える:34%
- 自炊をする:28%
やはり、できるだけ安いものを買うか買い物の回数を減らすことで無駄な出費を避けるという意見が多いようです。
また、外食を控えて自炊を増やすことで食費を節約しつつ健康的な食事を楽しむ人も多いように見受けられます。
自宅での食事は、外食に比べてコストを抑えられるだけでなく、家族と一緒に過ごす時間を増やすこともできるのも良いポイントですね。
アンケートの結果から、日常の小さな工夫を積み重ねることで、家計の負担を少しでも軽減していることが分かります。
7. 新NISAも検討しながら、自分に合った資産運用を
資産運用をするには元手が必要です。そのため、まとまった金額がなく投資を諦めた方も多いのではないでしょうか。
シミュレーション結果からわかるように、一度にまとまった元手がない方でも「少額から始めて運用の効果を得る」ことは可能。背伸びしすぎず、自分にあった金額からスタートして、徐々に金額を増やすという手もあります。
NISAを使えば毎月100円からでも積み立て可能。比較的気軽に積立投資を始められるのが、NISAの魅力のひとつです。
家計の余剰資金で自分のペースに合った資産運用をスタートさせてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 金融庁「つみたてシミュレーター」
- 金融庁「はじめてみよう!NISA早わかりガイドブック」
- 株式会社400F「オカネコ 新NISAの利用意向調査2024年4月」
- 株式会社LENDEX「【約9割が生活への打撃を実感!?】節約方法や収入UP方法を調査しました!」
荒井 麻友子