2. 【キャリア転職】入社後の20歳代若手への期待は「中長期的な戦力」
次に、20歳代キャリア採用において、入社後に期待することへの回答結果を見ていきましょう。
最も割合が高かったのは「中長期的に戦力になること(育成を前提として長く働いてくれること)」で、全体の約8割を占めました。
次いで「新卒学生よりも早期での戦力化(44.3%)」、「素直さ(38.4%)」と続きました。
結果から、ポテンシャル採用の側面は持ちつつも、同時に新卒学生とは異なって早期戦力として求められていることも分かりました。
若手だからといって「学ぶ姿勢」だけでは許されないのがキャリア転職の難しさです。
参考までに、2023年に実施された意識調査から20歳代が転職で実現したい年収額をチェックしていきましょう。
3. 【20歳代】理想の年収額はいくら?「数十万円の年収アップを希望している」の声も
株式会社学情が実施した「20代の年収に関する意識調査」では、20歳代の転職を取り巻く年収の現状がまとめられています。
調査概要は以下の通りです。
- 調査方法:インターネットでのアンケート調査
- 調査対象:20歳代社会人(20代専門転職サイト「Re就活」/Webメディア「20代の働き方研究所」サイト来訪者)
- アンケート母数:181名
- 実施日:2023年10月24日~2023年10月31日
- リリース公開日:2023年11月13日
3.1 今回の転職で実現したい年収は「301~400万円」が最多
20歳代の転職を考えている社会人が実現したい年収は「301~400万円」が最多の42.5%となりました。
次いで、「401~500万円(24.9%)」が続きます。
実現したい年収一覧
- 200万円以下:5.0%
- 201~300万円:12.7%
- 301~400万円:42.5%
- 401~500万円:24.9%
- 501~600万円:9.4%
- 601~700万円:2.2%
- 701~800万円:1.1%
- 801万円以上:2.2%
こうした理想を抱く20歳代。それと比較して、現代の「平均年収」はいくらになっているのでしょうか。
次の章では、年齢別の平均年収を統計から深堀りしていきましょう。