6月14日は年金支給日！モデル夫婦世帯は2人分で「月額約23万円」となるが「一般的」な水準といえるのか？夫婦で受け取れる年金受給額をシミュレーション

4. 年金の平均額から「夫婦で受け取れる年金額」をシミュレーション

では最後に、年金の平均額を用いて「夫婦で受け取れる年金額」をシミュレーションしてみましょう。

「夫婦で受け取れる年金受給額シミュレーション」は下記のとおりです。

夫婦で受け取れる年金受給額シミュレーション結果表

上記のシミュレーションは、あくまで平均年金受給額に基づいて算出されたものとなっていますが、厚生年金加入世帯であれば、月額20万円を超える受給額が期待できます。

一方、夫が国民年金のみ加入している場合は、夫婦の平均年金受給額は10万円台にとどまることがわかります。

なお、本記事で紹介した年金額は全て「額面の金額」であり、実際はここから税金や社会保険料などが差し引かれます。

差し引かれる金額は世帯状況によって異なりますが、実際に受け取れる金額は「額面の金額」の9割〜8.5割程度と思っておけると良いでしょう。

本記事では、厚生労働省が公表した2024年度の年金額例と共に、国民年金・厚生年金の平均月額について紹介していきました。

現役時と比較すると、老後は収入が一気に減ってしまうことが予想できます。

老後を迎えてから困らないよう、年金だけに頼らない老後資金の準備を今のうちからしておけると良いでしょう。

和田直子