2. 国民年金と厚生年金の平均月額
厚生労働省年金局の「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、国民年金と厚生年金それぞれの平均月額は下記のとおりです。
【国民年金の平均月額】
- 全体:5万6316円
- 男性:5万8798円
- 女性:5万4426円
【厚生年金の平均月額】
- 全体:14万3973円
- 男性:16万3875円
- 女性:10万4878円
国民年金は原則日本に住む20〜60歳未満の人が加入対象で、保険料が一律であるため受給額に個人差はあまり生じていません。
一方で厚生年金は、主に会社員や公務員などが加入対象で、現役時代の年収によって保険料が変わることから、受給額に個人差が生じやすいです。
前章で紹介した2024年度の年金額例と比較すると、国民年金の平均額は月額5万円台、厚生年金の平均額は夫婦2人分(夫が厚生年金に加入・妻が国民年金に加入)で月額21万円台と、いずれも水準が低いと言えます。
では、モデル夫婦世帯2人分で「月額約23万円」となる年金額が「一般的」な水準と言えるのでしょうか。
次章にて、現役時代の年収の観点から、考えてみましょう。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
15年以上にわたり金融機関に在籍し、現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。表彰歴多数。現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、年金制度の仕組み、社会保障、NISAや住宅ローン、相続まで分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数獲得。【2026年6月29日更新】