年金を始めとする各種公的給付のしくみは、少し複雑なところがあります。
中には、「手続き方法が分からない」「自分には受給資格があるの?」「そもそも、名前すら聞いたことがない」といった制度もあるでしょう。
今回ご紹介する「年金生活者支援給付金」も、もしかしたらそのひとつかもしれません。
年金生活者支援給付金は、一定の要件を満たす年金受給者を対象に、2ヵ月に一度の年金支給日に年金本体に上乗せして支給されるお金です。
この記事では、「老齢・障害・遺族」の3種類がある、年金生活者支援給付金制度の概要や、支給要件、給付基準額、申請手続きについて、ひとつひとつ整理してお伝えしていきます。
1. 老後の年金は、個人差が大きい!
厚生労働省「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、公的年金の平均月額は国民年金(老齢基礎年金)で5万円台、厚生年金(国民年金部分も含む)で15万円台です。
ただしグラフのように、厚生年金を月額30万円以上受け取っている人もいれば、国民年金・厚生年金ともに月額3万円未満となる人まで、幅広い受給額ゾーンにちらばっています。
年金とその他の所得を含めても一定基準以下の所得となる場合、「年金生活者支援給付金」の支給対象となる可能性があります。

