4. シニアの「老後の住まい」に関する本音を意識調査からチェック!
株式会社AlbaLinkは「老後の住まいに関する意識調査」を実施。この結果を用いて「老後の住まい」に関する本音を探っていきましょう。
調査概要は以下の通りです。
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 調査対象:全国の男女
- アンケート母数:合計500人(女性350人/男性150人)
- 回答者の年代:20歳代14.2%、30歳代39.8%、40歳代26.8%、50歳代14.8%、60歳代以上4.4%
- 住まいの種類:持ち家279人/賃貸221人
- 実施日:2023年12月13日
- リリース公開日:2023年12月22日
4.1 「老後の住まいに不安がある人」は持ち家・賃貸ともに9割以上
全国の男女500人に「老後の住まいに不安があるか」を尋ねたところ「かなりある」または「少しある」と答えた「不安な」人の割合は「持ち家」が98.9%、「賃貸」が97.7%でした。
持ち家の人も賃貸の人も、ほとんどの人が老後の住まいに対して不安を感じていることがわかりました。
では、この「不安」はどこから来るのでしょうか。今回は持ち家への「不安」の理由を深掘りしてみましょう。
4.2 持ち家に関する不安1位は「維持管理が大変」
持ち家派に聞いた老後の住まいに関する不安の1位は「維持管理が大変(146人)」でした。
その後に「住めなくなった際の手続き(51人)」、「住宅ローンを完済できるか(48人)」と続きます。
持ち家を手に入れると、住み替えや相続に手間がかかるケースも。そのため「スムーズに売却できるだろうか」「相続手続きが複雑で大変」といった不安も多く見受けられました。
不安の理由として挙げられた「ローン返済」のひとつの目安として、シニア世代がどれだけ貯蓄しているのか確認していきましょう。