3. 共働き世帯の平均的なタイムスケジュールとは

共働き世帯が増えた現代では、子どもを保育園や学童に預けて両親ともに働くことが当たり前となりつつあります。

では、共働き夫婦の平均的なタイムスケジュールはどのようになっているのでしょうか。

男女共同参画局「男女共同参画白書 令和5年版 全体版」より、末っ子の年齢が6歳未満のタイムスケジュールについて、妻が正社員・パートというケースにわけて確認します。

3.1 平日のタイムスケジュール(妻がフルタイム)

  • 6:10 起床
  • 7:15 朝食
  • 8:03 出勤
  • 17:46 帰宅
  • 19:03 夕食
  • 22:53 就寝

  • 6:32 起床
  • 6:54 朝食
  • 7:49 出勤
  • 19:34 帰宅
  • 19:35 夕食
  • 23:15 就寝

フルタイムの場合、妻は平均で朝6時10分に起きて、17時46分に帰宅しています。

夕食の準備を行ったあと23時前に就寝となっていますね。

実際には家庭によって異なりますので、「パートの場合」「専業主婦の場合」で傾向がどのように変わるのかという点をを重視しましょう。

3.2 平日のタイムスケジュール(妻がパート)

  • 6:14 起床
  • 7:20 朝食
  • 8:45 出勤
  • 15:54 帰宅
  • 18:33 夕食
  • 22:34 就寝

  • 6:43 起床
  • 7:01 朝食
  • 7:53 出勤
  • 19:30 夕食
  • 19:38 帰宅
  • 23:08 就寝

夫のタイムスケジュールに大きな違いはありませんが、妻では出勤時間や帰宅時間に違いがあります。

これにより、就寝が早く・起床が遅くなっており、睡眠時間が確保できていることがうかがえます。

では、専業主婦世帯ではどうでしょうか。

3.3 平日のタイムスケジュール(妻が専業主婦世帯)

  • 6:36 起床
  • 7:40 朝食
  • 18:33 夕食
  • 22:59 就寝

  • 6:40 起床
  • 7:09 朝食
  • 7:34 出勤
  • 19:37 夕食
  • 19:40 帰宅
  • 23:06 就寝

フルタイム世帯と比較した大きな特徴は、夕食の時間が18時台に早まっていることです。

フルタイムで働く場合は18時がまだ就業中というケースも多く、子どもを含めた夕食時間はどうしても遅くなります。

家庭によって最適なタイムスケジュールは異なります。

一概に共働きで世帯収入を上げよう、という機運になっても、家族との時間やコミュニケーションを重視する世帯は戸惑うかもしれません。

そもそも、子どもの発育や親の介護、夫の転勤の有無等によって、働きたくても働けない方がいるのも事実です。