本日2024年6月14日は、2ヵ月に一度の公的年金の支給日。2024年度分が初めて支給される日でもあります。
厚生労働省が発表した2024年度の年金受給額モデルは、2.7%の増額。結果、2年連続で増加となりました。
今年は日経平均株価が過去最高値をつけた一方で依然つづく物価高など、漠然と将来に対して不安を感じている人が多いように思います。
実際、筆者が日々お客様から資産運用の相談を受けるなかで、資産運用や保険検討の目的を尋ねたところ「何となく将来が不安だから」という声をよく聞きます。
実際株価が上がっても、年金の受給額が増えても、将来に不安を感じる方は少なくないかもしれません。
老後生活を考える上で、切っても切れないのが収入の柱とされる公的年金です。今回は「年齢別の年金受給月額」「都道府県別の年金受給月額」をご紹介します。
年金額における、さまざまな個人差に注目してみましょう。
※なお、本記事内の厚生年金の金額にはすべて国民年金部分を含まれます。
1. 【年齢別の年金一覧表】60歳~90歳以上「厚生年金」の平均年金月額
まずは、厚生労働省「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに、厚生年金の年齢別「平均受給月額」を確認してみましょう。
60歳~90歳以上の1歳ごとに、年代別の一覧表で見ていきます。
1.1 厚生年金の平均月額(60歳~69歳)
- 60歳:9万4853円
- 61歳:9万1675円
- 62歳:6万1942円
- 63歳:6万4514円
- 64歳:7万9536円
- 65歳:14万3504円
- 66歳:14万6891円
- 67歳:14万5757円
- 68歳:14万3898円
- 69歳:14万1881円
1.2 厚生年金の平均月額(70歳~79歳)
- 70歳:14万1350円
- 71歳:14万212円
- 72歳:14万2013円
- 73歳:14万5203円
- 74歳:14万4865円
- 75歳:14万4523円
- 76歳:14万4407円
- 77歳:14万6518円
- 78歳:14万7166円
- 79歳:14万8877円
1.3 厚生年金の平均月額(80歳~89歳)
- 80歳:15万1109円
- 81歳:15万3337円
- 82歳:15万5885円
- 83歳:15万7324円
- 84歳:15万8939円
- 85歳:15万9289円
- 86歳:15万9900円
- 87歳:16万732円
- 88歳:16万535円
- 89歳:15万9453円
1.4 厚生年金の平均月額(90歳以上)
- 90歳以上:15万8753円
厚生年金の全体平均受給月額は14万円台。一般的な年金受給開始年齢の65歳以降、年齢があがるにつれ平均受給月額が上がっている様子がわかりました。
現役世代の働き方にも大きく影響される厚生年金は、受給額に差が出やすいのが特徴です。
次の章では国民年金について、年齢別の年金一覧表を確認していきます。