定年後もやりがいを持って働きたいと希望があっても「年だから無理かな」と思う方がいたら、ぜひ知ってほしい制度があります。それはハローワークを経由して申し込む職業訓練の機会「ハロートレーニング」です。
ハロートレーニングは、50代や60代以上のシニア層も対象の無料職業訓練制度です。さらに、一定要件を満たしている人は手当もらえるものなので、つまり「お金がもらえて、無料で学べる」という画期的な制度ということになります。
さらに、このハロートレーニングの受講生は就職率が高いという結果も出ています。「一体どんなことが学べるのか?」受講生の年代や利用方法をわかりやすく解説します。
1. ハロートレーニングとは?シニアも学べる公的な職業訓練
ハロートレーニングは、厚生労働省が実施する公的な職業訓練制度の総称で、再就職やスキルアップを目指す人を支援する取り組みです。求職者や在職者を対象に、全国のポリテクセンター(ものづくり分野を中心とした実践的な訓練を行う専門機関)や都道府県・民間機関で多様な訓練コースを提供しています。離職者訓練や在職者訓練、学卒者訓練などがあり、ハローワークを通じて受講申込みができます。
今回はテキスト代を除いて無料で学べる「公共職業訓練(離職者訓練)」と「求職者支援訓練」についてポイントを解説します。