3.3 厚生年金の部分だけだと月額はどうなるのか

厚生年金を月20万円もらう場合、国民年金を除いて厚生年金だけで計算すると、いくらになるのでしょうか。

全体の平均受給額から計算すると、下記のようになります。

20万円ー5万6316円=14万3684円

厚生年金のみで考えた場合、月14万3684円となります。

4. 将来もらえる年金を増やすには

「月20万円もらえれば十分!」と感じる人もいれば、「20万円では不安だな・・・」と感じる人もいるでしょう。

足りないと感じるのであれば、今からでも努力して増やすことができます。

厚生年金の受給額は、加入期間と報酬額で決まります。加入期間については、厚生年金制度を導入している企業に属する期間を延ばすというのが選択肢になります。

昨今、60歳を過ぎても働く人は増えているので、仕事が好きな人は70歳まで働き、不足分を補うことも可能です。

報酬額については、基本的には勤続年数に応じて上がっていく会社が多いでしょう。ただもっと大きく金額を上げたいのであれば、経験やスキルの向上を意識し、転職なども視野に入れたうえでキャリアアップを図ることが選択肢になります。

今努力することが、将来の自分も救うことになります。

参考資料

石津 大希