2. 【業種別】平均年収はいくらか

次に、doda「平均年収ランキング(業種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】」より、業種別の平均年収も見てみましょう。

2.1 【業種別の年収一覧表】平均年収:全体(男性・女性)

  1. 金融   469万円(572万円    394万円)
  2. メーカー    466万円 (506万円    381万円)
  3. 総合商社    464万円(525万円    374万円)
  4. IT/通信    446万円( 478万円    393万円)
  5. 建設/プラント/不動産 432万円 ( 470万円    364万円)
  6. 専門商社    424万円(468万円    361万円)
  7. インターネット/広告/メディア    423万円(469万円    381万円)
  8. メディカル    408万円 (499万円    354万円)
  9. サービス    377万円(419万円    335万円)
  10. 小売/外食    359万円 (400万円    317万円)

業種別に見ると金融が最も高く、次でメーカー、総合商社、IT/通信 などとなりました。

それぞれの小分類をみると金融では「投信/投資顧問」(750万円)、「証券会社」(596万円)、「信託銀行」(549万円)、メーカーは「たばこ」(667万円)、「トイレタリー」(561万円)、「総合電機メーカー」(542万円)などとなっています。

また、業種によって約100万円ほど平均年収が異なります。

業種や職種でこれだけの違いが見られますが、働けるのは一つの業種や職種、そして会社です。それゆえ、きちんと業種や職種について研究し、キャリアを考えることが重要でしょう。

3. 「年代別」の平均的な年収はいくらか

転職を考える際、「同年代の給与水準と比べてどうか」も考えるもの。

国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、日本の平均年収は458万円で、男女別にみると男性563万円、女性314万円です。

同資料を参考に、現役世代の年収を見ていきましょう。下記は1年を通じて勤務した給与所得者の全体の平均年収になります。

【グラフ】年収一覧表。2枚目では全体・男女別の「金額帯別の年収割合」をまとめてみる!

年収一覧表

出所:国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」

3.1 【年収一覧表】男性・女性

  • 20~24歳:291万円・253万円
  • 25~29歳:420万円・349万円
  • 30~34歳:485万円・338万円
  • 35~39歳:549万円・333万円
  • 40~44歳:602万円・335万円
  • 45~49歳:643万円・346万円
  • 50~54歳:684万円・340万円
  • 55~59歳:702万円・329万円

基本的に男性は年代が上がるほど年収が上がっており、30歳代前半は485万円、40歳代前半は600万円を超え、50歳台後半には700万円を超えています。

一方の女性は、育児などライフイベントにあわせて働き方をセーブする方も多く、20歳代後半で300万円を超えた後は300万円台前半で推移をしています。

ただ、最近では育児をしながら働き続ける女性も多く、育児と仕事をとりまく環境は変わりつつあるので、この傾向にも変化が出ると考えられるでしょう。