6月はボーナス月。ボーナスが入るこの時期は、使い道を考える一方で、そのボーナス額に転職を検討するなんて方もいるでしょう。

仕事選びはやりがいや適性のほか、収入、働きやすさ、キャリアアップなど、さまざまな面で考えるものですよね。

日本の平均的な年収は400万円台ですが、職種や業種、年齢などによっても平均的な年収は変わるものです。

今回は平均的な年収について、業種、職種、年代別にも見ていきましょう。

1. 【職種別】平均年収はいくらか

仕事選びをする際には興味のあることや適性、働きやすさなどから考える方も多いですが、職種全体の年収についてはあまり意識しない方も多いでしょう。

今回はdoda「平均年収ランキング(職種・職業別の平均年収/生涯賃金)【最新版】」を参考に、職種別の平均年収を確認します。

1.1 【職種別の年収一覧表】平均年収:全体(男性・女性)

  1. 専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人)    598万円( 637万円 ・527万円)
  2. 企画/管理系    543万円 ( 612万円・453万円)
  3. 営業系    456万円 ( 486万円・ 391万円)
  4. 技術系(電気/電子/機械)    455万円 ( 467万円・360万円)
  5. 技術系(IT/通信)    452万円 (  473万円・398万円)
  6. 金融系専門職    452万円( 610万円・386万円)
  7. 技術系(建築/土木)    432万円 ( 447万円・370万円)
  8. 技術系(メディカル/化学/食品)    395万円 ( 438万円・360万円)
  9. クリエイティブ系    383万円 ( 424万円・354万円)
  10. 事務/アシスタント系    343万円( 406万円 ・327万円)
  11. 販売/サービス系    334万円 ( 367万円・304万円)

最も高いのは「専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人)」であり、小分類で見ると「弁護士」(825万円)、「戦略/経営コンサルタント」(717万円)、「業務改革コンサルタント(BPR)」(696万円)などが平均的な年収でした。

企画/管理系の小分類の職種の平均年収は「内部監査」(715万円)、「知的財産/特許」(660万円)、「経営企画/事業企画」(648万円)など。営業系は「MR」(732万円)、「営業‐医薬品メーカー」(583万円)、「営業‐機械/電機メーカー」(493万円)などでした。

いずれも基本的に専門性が高い職種の年収が高くなっています。

年収が低い順に見ると、販売/サービス系や事務/アシスタント系、クリエイティブ系となっていました。

最も平均年収が高い職種と低い職種をみると264万円の差となっています。