明後日から6月。そして、新入社員が入社して早2か月が経過しました。
営業職の場合は、研修期間も終わり、そろそろ現場にデビューする時期なのではないでしょうか。
会社によっては既にデビューしていて、個人成績の差も開く頃かもしれません。
新入社員の場合、特に営業職では成果を出すまでに時間がかかる傾向があるようです。なぜそのような傾向にあるのでしょうか。
今回は、今年の新入社員の特徴と、新人営業に教えたい対面コミュニケーションのコツについてご紹介していきます。
1. 今年の新入社員は「セレクト上手な新NISAタイプ」
今年の新入社員はどのような特徴があるのでしょうか。
産労総合研究所が2024年3月に発表した「2024年度(令和6年度)新入社員のタイプ」によると、今年の新入社員は「セレクト上手な新NISAタイプ」と命名されているようです。
では、どのようなタイプか詳しく見ていきましょう。
産労総合研究所が発表した「セレクト上手な新NISAタイプ」の特徴は、以下のようです。
今年の新入社員は、デジタルに慣れ親しんでいる一方で、対面コミュニケーションの経験に乏しく、「仲間」以外の世代との距離感に戸惑う面がある。また、タイパを重視し、唯一の正解を求める傾向が年々増している。しかし、これらは言い換えれば、目標をはっきりと見定め、集中して向かっていく熱意と、効率を重視し最適解を実行する振る舞いに長けているということでもある。
先に指摘された「対面コミュニケーションの経験が乏しく、初対面での距離感に戸惑う」という点は、営業職にとってはハンデとなりえるでしょう。