いよいよ2.7%に増額された老齢年金の支給日が、来月6月14日に迫りました。
物価高では「それでも不足する」という声も上がりますが、そもそも今の高齢者がどれほどの年金を受給しているのか、よくわからないという方は多いです。
厚生労働省の資料によると、厚生年金の平均月額は14万円、国民年金の平均月額は5万円台でした。ただし。個人差があります。
そこで今回は、「年齢別の年金額」「都道府県別の年金額」をご紹介します。
年金額における、さまざまな個人差に注目してみましょう。
※なお、以下の厚生年金はすべて国民年金部分を含みます。
1. 【年齢別の年金一覧表】60歳~90歳以上「厚生年金」の平均年金月額をチェック
まずは、厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに、年齢別の平均年金月額を確認してみましょう。
60歳~90歳以上の10歳ごとに見ていきます。
1.1 厚生年金の平均月額(60歳~69歳)
- 60歳:9万4853円
- 61歳:9万1675円
- 62歳:6万1942円
- 63歳:6万4514円
- 64歳:7万9536円
- 65歳:14万3504円
- 66歳:14万6891円
- 67歳:14万5757円
- 68歳:14万3898円
- 69歳:14万1881円
1.2 厚生年金の平均月額(70歳~79歳)
- 70歳:14万1350円
- 71歳:14万212円
- 72歳:14万2013円
- 73歳:14万5203円
- 74歳:14万4865円
- 75歳:14万4523円
- 76歳:14万4407円
- 77歳:14万6518円
- 78歳:14万7166円
- 79歳:14万8877円
1.3 厚生年金の平均月額(80歳~89歳)
- 80歳:15万1109円
- 81歳:15万3337円
- 82歳:15万5885円
- 83歳:15万7324円
- 84歳:15万8939円
- 85歳:15万9289円
- 86歳:15万9900円
- 87歳:16万732円
- 88歳:16万535円
- 89歳:15万9453円
1.4 厚生年金の平均月額(90歳以上)
- 90歳以上:15万8753円
一般的な年金受給開始年齢である65歳以降をみると、年齢があがるにつれ平均月額が上がっている様子がわかりました。
全体平均は14万円台でも、87・88歳では16万円以上になるようです。
※65歳未満の厚生年金保険(第1号)の受給権者は、特別支給の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢の引上げにより、主に定額部分のない、報酬比例部分のみの者となっています。
続いて国民年金も確認します。