4. 【貯蓄】65歳以上世帯の平均貯蓄額・中央値はいくら?
総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2022年(令和4年)平均結果」によると、65歳以上・二人以上世帯の平均貯蓄額と中央値は以下の通りでした。※金額等は執筆時点での情報にもとづいています。
- 平均貯蓄額:2414万円
- 中央値:1677万円
内訳を見ると、貯蓄額が2000万円を超える世帯が全体の42.5%を占めているとわかります。
また、貯蓄額1000万円に満たないシニア世帯は約36%、100万円未満の世帯は7.8%です。
今回は参考として、金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」から、60歳代二人以上世帯の金額別割合もチェックしていきましょう。
4.1 【参考】60歳代・二人以上世帯の貯蓄額割合
- 金融資産非保有:21.0%
- 100万円未満:5.9%
- 100~200万円未満:4.5%
- 200~300万円未満:4.3%
- 300~400万円未満:3.0%
- 400~500万円未満:1.9%
- 500~700万円未満:7.2%
- 700~1000万円未満:6.7%
- 1000~1500万円未満:6.8%
- 1500~2000万円未満:5.4%
- 2000~3000万円未満:9.5%
- 3000万円以上:20.5%
- 平均:2026万円
- 中央値:700万円
住民税非課税世帯に該当し、かつ貯蓄が少ない世帯もあるでしょう。
現役時代に備えてきた貯蓄で不安のない老後生活を過ごす世帯以外は、老後資金を計画的に準備する必要があります。
次の章からは「非課税」つながりとして、資産運用での「非課税制度」をチェックしていきましょう。