物価高が止まりません。帝国データバンク「『食品主要195社』価格改定動向調査 ― 2025年8月」によれば、8月の飲食料品の値上げ品目は1010品目で前年比1.5倍。

昨今の値上げで今の生活だけでなく老後への不安も高まりますが、値上げが厳しく「お金を貯めたくても貯められない」方もいるのではないでしょうか。

一方で、日々の生活の中で計画的にコツコツと貯蓄を増やしている方もいます。

では、みなさんどれくらい貯蓄をしているのでしょうか。今回は総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2024年(令和6年)平均結果-(二人以上の世帯)貯蓄の状況」をもとに、二人以上世帯・全体の貯蓄額をみていきます。

1. 【日本の世帯の貯蓄額一覧表】貯蓄4000万円以上の割合は?

総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2024年(令和6年)平均結果-(二人以上の世帯)貯蓄の状況」を参考に、二人以上世帯・全体の貯蓄額をみていきましょう。

1.1 【日本の二人以上世帯・貯蓄額一覧表】

  • 平均値:1984万円
  • 貯蓄保有世帯の中央値:1189万円
  • 貯蓄現在高が「0」の世帯を含めた中央値:1099万円
  • 100万円未満:10.2%
  • 100~200万円:4.9%
  • 200~300万円:4.9%
  • 300~400万円:4.9%
  • 400~500万円:4.0%
  • 500~600万円:4.3%
  • 600~700万円:3.9%
  • 700~800万円:3.1%
  • 800~900万円:3.3%
  • 900~1000万円:2.8%
  • 1000~1200万円:5.8%
  • 1200~1400万円:4.5%
  • 1400~1600万円:4.5%
  • 1600~1800万円:3.0%
  • 1800~2000万円:3.0%
  • 2000~2500万円:6.7%
  • 2500~3000万円:5.1%
  • 3000~4000万円:7.2%
  • 4000万円以上:13.9%

貯蓄額の平均は1984万円と2000万円近くですが、中央値では1189万円。また、貯蓄現在高ゼロ世帯を含めた中央値は1099万円となりました。

金額ごとの割合をみるとばらつきがありますが、最も多い貯蓄4000万円超の世帯は全体の13.9%です。

貯蓄4000万円以上の世帯がある一方で、100万円未満の世帯も次に10.2%と多くなっています。

二人以上世帯の全体になるため、さまざまな年代や家族構成の方がいらっしゃいますが、全体平均として参考の一つになるでしょう。