【最新データ】70歳代以上の貯蓄額は平均でいくら？負債の現状も今から始める老後対策3選を紹介

4. 今から始める老後対策3選

今回は、今すぐ始められる老後対策を3つ紹介します。

ライフプランシミュレーションを行うことで、将来不足する可能性がある金額を把握することができます。

無料でシミュレーションできるWebサイトもあるので、ぜひ活用してみましょう。

ライフプランを作成する際に必要となる老後の年金収入については、日本年金機構の「ねんきんネット」にて見込み受給額を確認することができます。

ライフプランを立ててみると、今のままの生活を続けていては老後資金を確保できないことに気付くかもしれません。

その際は家計収支の把握と見直しを行い、生活費を抑えることを考えてみましょう。

水道光熱費、通信料、保険料などの固定費を削減できれば、年間を通して数万円から数十万円を節約できる可能性があります。

家計収支の把握と見直しによって余剰資金を確保できたら、生活に支障のない範囲で貯蓄や資産運用に回すことを検討しましょう。

元本割れのリスクを取りたくない方は銀行預金などで堅実に貯蓄するのも良いですが、多少のリスクを許容できる方は積立投資などで運用益を狙うのがおすすめです。

投資を行うのであれば、NISAやiDeCoなどの税制優遇制度を活用するとよいでしょう。

最新の統計結果では、世帯主が70歳以上の二人以上世帯における平均貯蓄額は2500万円程度とのこと。

しかし、豊富な資産を有する世帯が平均値を引き上げる傾向にあるため、実態に近い金額とは言えないでしょう。

まずは、自らの世帯の状況を把握し、将来不足しそうな金額を算出してみることが大切です。

ゆとりある老後生活を送るにはどのくらいの貯蓄があればよいのか、そのお金を準備するには何をしなければいけないのか、時間がある時にじっくり考えてみてはいかがでしょうか。

加藤聖人