3. 【新NISAをシミュレーション】45歳から2000万円貯めるのに必要な積立額はいくら?
続いて、20年間で2000万円を貯めるためには、毎月いくら積立投資をすればよいのか見ていきます。
通常の貯金であれば、8万3000円以上が必要になります。
同様に「想定利回り3%と5%」シミュレーションしてみましょう。
3.1 想定利回り「3%」の場合
- 目標金額:2000万円
- 積立投資期間:20年(45歳~65歳)
- 想定利回り:3%
- 積立投資額:毎月6万920円
- 元本:1462万円
- 運用収益:538万円
25年の準備期間があったときと比較すると、やはり月々の積立金額は高くなります。それでも預貯金で準備するときと比較すると、負担は軽減できそうです。
3.2 想定利回り「5%」の場合
- 目標金額:2000万円
- 積立投資期間:20年(45歳~65歳)
- 想定利回り:5%
- 積立投資額:毎月4万8658円
- 元本:1167万8000円
- 運用収益:832万2000円
もし結果的に5%で運用できたのであれば、月々の積立額は4万8658円でおさまります。より現実的な数字に近づいたのではないでしょうか。
長期投資になるほど、複利効果が得られやすくなります。
では、50歳から65歳までに2000万円をつくるのは難しいでしょうか。
最後に「50歳が65歳までに2000万円を貯める」ためのシミュレーション結果を見ていきましょう。
執筆者
大阪府大阪市出身。関西学院大学総合政策学部卒。大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社。個人・法人顧客に対しての新規開拓・コンサルティング営業に従事。生命保険販売を通じ、FPとして若年層から富裕層までの幅広い層のお客様への相談経験をもつ。ライフスタイルに合った保障と資産運用のバランスの良い持ち方のアドバイスを強みとする。現在は個人向け資産運用会社にて、資産運用のサポート業務をおこなう。一種外務員資格(証券外務員一種)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、AFP(Affiliated Financial Planner)を保有。
監修者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年5月29日更新)