3. 【ワンオペ育児】ポイント3「丸つけはその場で終わらせて理解度を深める」

丸つけをしっかり冷静にできるかどうかは子どもの進路進学にも関わってくる大切なスキルです。

ワンオペ家庭学習

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子どもの勉強が定着してくると、次に問題となるのが「誰が丸つけをするか」です。

先生の働き方改革の影響で、学校の宿題を親が丸つけをすることが増えてきました。家庭学習の教材には答えがついているので、子どもがした方が親は楽ですが、やはり低学年の頃は親が担当した方が無難です。

合っているかどうかあやしいのに丸をつける子や、間違っているのに平気で丸をする子もいます。子どもを信じたいところですが、間違った問題を厳しく採点できる子どもは多くはありません。どうしても甘く丸つけをしてしまいます。

「まだ小学校低学年だし」と親も軽く考えるのは禁物です。
甘く丸つけをしてしまう癖が身についてしまうと、成長して受験生となり様々なテストを受ける中で自己採点を甘くしてしまうようになります。

そうなると本当の実力と実際の点数が大きく離れてしまい、正確に志望校までの距離を把握することができなくなります。先々のことを考えると丸つけをしっかり冷静にできるかどうかは子どもの進路進学にも関わってくる大切なスキルです。

そう考えると、最初の頃は忙しくても親が丸つけを担当し、勉強が終わったその場で正誤を確認して、間違った問題はやり直しをし、子どもの理解を深めていくのがよいでしょう。時間が経過してから間違い直しをしても「どうして間違えたのか分からない」ということがあります。
間違えた理由を理解した上で解き直すことは子どもの学力を鍛えていく上で大切な勉強法です。