2. 令和4年の平均年収は458万円。男性は563万円、女性は314万円

令和4年の国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、日本の平均年収は458万円でした。

男性に絞ると563万円、女性は314万円で、男女の間では250万円ほどの格差があります。

また、年収帯別の分布は次の通りです。

【写真1枚目/全2枚】年収帯別の分布。写真2枚目で”年代ごとの平均年収”もチェック

年収帯別の分布

出所:国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査」

  • 100万円以下:7.8%
  • 100万円超200 万円以下:12.7%
  • 200万円超300 万円以下:14.1%
  • 300万円超400 万円以下:16.5%
  • 400万円超500 万円以下:15.3%
  • 500万円超600 万円以下:10.9%
  • 600万円超700 万円以下:6.9%
  • 700万円超800 万円以下:4.8%
  • 800万円超900 万円以下:3.3%
  • 900万円超1000 万円以下:2.2%
  • 1000万円超1500 万円以下:4.0%
  • 1500万円超2000 万円以下:0.8%
  • 2000万円超2500 万円以下:0.3%
  • 2500万円超 :0.3%

600万円以上の年収を得ている人は、全体の22.6%となります。

ただし、男性・女性別に見ると年収600万円以上の割合は次の通りです。

  • 男性:33.4%
  • 女性:8.2%

男性の600万円以上の方が33.4%に及ぶ一方で、女性に絞るとわずか8.2%に留まります。

女性の方が、年収600万円に達するハードルは高いといえそうです。

男女の違いは、年齢別平均年収にもあらわれています。

男女別の年齢別平均年収(万円)

男女別の年齢別平均年収

出所:国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査」を参考に筆者作成

年功序列的な給与体系をなくす動きはみられるものの、男性についてはやはり50歳代までは、年齢と共に年収が伸びる傾向にあります。

40歳代からは平均が600万円を超えます。

すなわち若いうちに600万円を超える人は限られていても、40歳代~50歳代にかけて到達する方が相応にいると考えられます。

一方で、女性は最も平均年収が高い時期でも300万円台にとどまります。

男性と比べると、年齢と共に年収が上がる様子がみられないのが特徴です。