3. 【トリセツ家電保証プラス】従来の家電保証とは何が違う?

同社が発表した「トリセツ家電保証プラス」は、従来の家電保証サービスとは異なるポイントがいくつかあります。3つの特徴に分けて、何が新しいのか、解説していきます。

「トリセツ家電保証プラス」が従来の家電保証と異なる点は大きく分けて3つ

サービスの詳細を説明する資料

出所:Assurant Japan株式会社提供

3.1 メーカーや製品を問わず1つの窓口でサポート

1つめは「全方位型のテクニカルサポート」です。一般的なメーカーサポートは自社ブランド製品のみをカバー領域としており、さらに商品ごとに問い合わせ先が異なる場合もあります。洗濯機の不具合で電話したら冷蔵庫の窓口でそこから別の窓口に回され…といった経験は多くの方がしていることでしょう。

一方、トリセツ家電保証プラスはどんなメーカーのどんな商品も単一の窓口で対応します。したがって、説明書やホームページでいちいち電話番号やメールアドレスを調べなくても、トリセツのアプリからすぐに対応可能な窓口にアクセスすることができます。

ユーザー体験にもこだわっています。問い合わせはトリセツマイページの各家電ページの「相談をする」をタップすればOKですが、タップした時点で専門アドバイザーに相談者のプロフィールや過去の問い合わせ履歴が共有されるため、無駄なやりとりは省かれスムーズに問題解決に移ることができます。

3.2 生活家電12品目・住宅設備2品目を月700円で保証

2つめは、「自宅の家電をまとめて保証することができる」ということです。通常の保証は新品で購入した店舗ごと、かつ購入時点で加入する必要がありますが、トリセツ家電保証プラスは対象である生活家電12品目、住宅設備2品目を定額サブスクリプションでまとめて保証してくれます。

対象となる製品は以下の通りです。

  • テレビ(19型未満、ポータブルを除く)
  • BD/HDD/DVDレコーダー(ポータブル、プレーヤーを除く)
  • ルームエアコン(マルチエアコン、ビルトイン、パッケージ、床置型を除く)
  • 掃除機(ハンディタイプは除く。スティック型は対象)
  • 冷蔵庫(ワインセラー、車載、ポータブル、冷凍庫は除く)
  • 電子/オーブンレンジ
  • 洗濯機(電気バケツ、電気乾燥機、ガス乾燥機)
  • 除湿/加湿器(車載、ポータブル、タンク容量1L未満は除く)
  • 空気清浄機(車載、ポータブル、タンク容量1L未満は除く)
  • 炊飯器
  • 食器洗い機/乾燥機
  • コンポ(単体スピーカー、単体アンプ、単体プレーヤー、単体チューナーを除く)
  • 調理コンロ(カセットタイプ、卓上タイプは除く)
  • 給湯器(風呂釜、バスヒーター、家庭用燃料電池コージェネレーションシステム(エネファーム)、家庭用ガスコージェネレーションシステム(エコウィル)、暖房/床暖房用途の給湯器、給湯ポットは除く)

それぞれのカテゴリーで対象外の製品もありますが、必須といえる生活家電は網羅している印象です。また、デジタル家電に属するテレビやレコーダーなどが含まれているのもうれしいポイントです。

購入証明は写真データでアプリにアップロードすればよいので、紙を保管したり探したりする必要はありません。購入時でなくても、購入から5年以内と証明できればOKというのも通常の家電保証とは大きく異なる部分です。

3.3 管理・サポート・修理がワンストップ

3つめは「取扱説明書の閲覧・情報の保管・テクニカルサポートや修理依頼のアクセスがすべてワンストップ」ということです。これはトリセツという完成度の高いプラットフォームと同社が長年の蓄積をもとに構築したサポート体制が融合することで実現したものです。

サポート体制でポイントとなるのが、「テクニカルサポート」と「修理依頼」が一体になっているということ。先ほどメーカーサポートは製品ごとに窓口が異なる場合があるという話をしましたが、そこからさらにテクニカルサポートと修理依頼の窓口が別…というケースも珍しくありません。

同社はテクニカルサポートと修理依頼の独立したサービスをパートナーに提供してきましたが、「テクニカルサポートのご相談の30%が故障だったり、家電保証のお問い合わせの20%が操作ミスだったりして問題解決しないケースがある」と窓口が分かれるゆえの課題を以前から認識していました。

今回のトリセツ家電保証プラスは相当数に上っていた不幸なミスマッチを防ぐことができるという点でも、新しい安心を提供してくれるサービスといえそうです。