2. お墓トラブルエピソード2:「お供え物をそのまま置いて帰る」はやめましょう

最近は、お墓のお供え物はそのままにせず、持ち帰ることをルールとしている墓地が増えてきました。お供え物をそのまま置いておくと、カラスや野良猫などの野生動物が食べてしまい、お墓の周辺が汚れます。

お墓の周辺に山や木があれば、よく観察してみましょう。カラスが枝にとまって、人間がお墓から去るのを待っているはずです。

お供え物を放置することは、野生動物へ知らない間に餌を与えることになります。

餌のありかとしてお墓を認識すると、野生動物がお墓の周辺に住み着き、繁殖の手助けをすることにもつながるのです。

野生動物の数が増えると、余計に人間の食べ物を頼りにするようになり、餌がありそうなゴミ捨て場をあさるのです。

野生動物が人間のゴミをあさるようになると、お墓を利用するたくさんの人に迷惑がかかります。お供え物は、供えた後持ち帰りましょう。

3. お墓トラブルエピソード3:「お墓を任せっきりにする」

お墓参りやお掃除。誰かに任せきりにしていませんか?

お墓の前で手を合わせる女性。赤いセーターを着ている

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現役世代の方で故郷から離れて暮らしている場合、必ずしもお彼岸に帰省できるとは限りません。

しかし、お墓参りやお墓の手入れを任せっきりにすると、親族間でよく思われない人が出てくる可能性があります。

「あいつは長男なのにお墓のことを何もしない」「私だって忙しいのに、私ばかりお墓の手入れをしている」

お墓参りやお墓の手入れを任せっきりにしていると、このような不満が出てきがちです。不満がたまると、ささいなことで大きなトラブルになることがあります。

何かトラブルが起こる前に、ご先祖様を敬っている、大切にしている気持ちを行動で示すことが重要です。

お彼岸の時期にお墓参りをすることが難しい場合は、ゴールデンウィークやお盆、年末年始などを利用しましょう。なかなかお墓参りができないときには、お線香やお花をお供え物としてご実家に送るのも、一つの方法です。