2. 直まきOK!春に種をまくドライフラワーにできる花2選

2.1 センニチコウ[一年草・多年草]

センニチコウ Gomphrena/ヒユ科

真紅(ボルドーカラー)のセンニチコウの丸い小花が咲いている。

Doikanoy/shutterstock.com

センニチコウは初夏から秋まで長い期間、玉のようなかわいらしい花を咲かせます。

花は少しカサカサしており、開花から時間が経っても色あせないことが名前の由来。この特徴を生かして、ドライフラワーやリースなどのアレンジが楽しめます。

赤・白・ピンクなど優しい花色が多く、ナチュラルガーデンにもおすすめ。暑さに強く、初夏から秋まで長い期間花を咲かせます。多年草の品種もありますが、寒さには弱いので、日本ではすべて一年草として扱われることがほとんどです。

センニチコウの発芽適温は20~25℃前後。種は深く植えず、種の上に軽く土をかける程度にしましょう。日当たりと風通しのよい場所で育てると、病虫害を減らせます。

※参考価格:150~450円前後(種子1袋)

2.2 ヘリクリサム(ムギワラギク・帝王貝細工)[一年草(原産地では多年草)]

ヘリクリサム Helichrysum/キク科

カラフルなヘリクリサムの花が咲いている。キク科の多年草。

Korawat photo shoot/shutterstock.com

ヘリクリサムは初夏から秋にかけて、小ぶりなキクに似た花を咲かせます。

花色は、赤、オレンジ、黄色など、明るく鮮やかな色がたくさん。咲いた時からドライフラワーのような、カサカサとして光沢のある、固い感触の花が特徴です。

ドライフラワーにするなら、八分咲きの頃に花を収穫すると美しい花を楽しめます。お庭やプランターで花を楽しむ場合でも、こまめに花がら摘みをすると花付きがよくなりますよ。

ヘリクリサムの発芽適温は20℃前後。水はけのよい土に種をまき、種が見えなくなるくらい土を被せましょう。ヘリクリサムは乾燥を好むので、日当たりと風通しのよい場所で育ててください。

※参考価格:150~450円前後(種子1袋)