【50歳代・二人以上世帯】貯蓄ゼロの世帯は何パーセント？正直、貯蓄なんてできる気がしません… みんな手取りから何％貯蓄している？

2. 【50歳代・二人以上世帯】手取り収入からの貯蓄割合は何パーセント？

高収入であっても支出が多く、十分な貯蓄ができていない世帯もあるでしょう。

逆に、収入が少なくても、支出を抑えて貯蓄ができている世帯もあります。

では、みなさん収入から何パーセント貯蓄しているのでしょうか。

同資料より、年間手取り収入（臨時収入含む）からの貯蓄割合（金融資産保有世帯のみ）を確認します。

※金額等は執筆時点での情報にもとづいています。

50歳代・二人以上世帯の手取りからの貯蓄割合

50歳代・二人以上世帯では、1年間で「貯蓄しなかった」世帯が25.6％と最多です。

貯蓄に回せた世帯では「10〜15％未満」で22.7％。

平均は13.0％でした。

いま一度、家計の見直しを行い、貯蓄ができる状況をつくっていきたいものです。

これまで50歳代・二人以上世帯の「貯蓄ゼロ（非保有）の割合」と手取りからの貯蓄割合を確認してきました。

家庭環境や社会情勢の変化により貯蓄できない場合もありますが、継続的に貯蓄を続けるためには、毎月の給料や収入から一定額を先に貯蓄し、残りのお金で生活していく「先取り貯金」が効果的です。

先取り貯金であれば、基本的に一度申し込みをすれば毎月一定額を貯蓄できるので、きちんとお金を貯めることができるでしょう。

老後が目前に迫りつつありますが、まだ”現役”です。

ここから工夫して老後資金づくりをしていきましょう。

和田直子

経歴と保有資格

1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士（FP2級）、一種外務員資格（証券外務員一種）保有。