4. お葬式にまつわるトラブル1:葬式代の請求金額が、見積額を大幅にオーバー!

4.1 葬式後に渡された請求書の金額が、見積額より大幅にオーバーしていた

ここからはお葬式にまつわるトラブルを紹介しましょう。

葬式費用の見積書には、以下のような費用が含まれておらず、別途請求されることがあります。葬儀会社からもらった見積は、お葬式全体に関わる見積ではなかった、というケースです。

  • 遺体搬送の費用
  • 火葬費用
  • 葬儀当日の運営スタッフの人件費
  • 遺体保管のためのドライアイス費用

このようなトラブルを防止するためには、葬式前に見積をもらった際に、「何の費用が含まれているのか」、「別途請求されるものがあるのか」をしっかりと確認することが大切です。

5. お葬式にまつわるトラブル2:葬式費用の分担に関して揉めた!

心穏やかにお葬式を執り行いたいけれど……。

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5.1 葬式費用の負担割合について親族間で揉めて、葬式費用の支払い期限を過ぎてしまった

一般的に葬式費用は喪主負担です。しかし、独身の兄弟姉妹が亡くなった場合などは、葬式費用を親族間で折半することがあります。

この際に「喪主が全額負担するのが通例だ!」と折半に納得しない親族がいるとトラブルに発展します。

葬式費用の支払い期限は一般的に葬儀終了後1週間~10日程度です。トラブルに発展しないためには、葬式前のなるべく早い段階で、葬式費用の負担割合について親族間で話し合うことが大切です。

うやむやにしたままお葬式についての話し合いを進め、お葬式を行うと、負担割合で揉め、支払期限までに支払えないということになりかねません。

負担割合は親族間であっても話しにくいことでありますが、避けては通れない話です。なるべく早い段階で負担割合について話し合うようにしましょう。

6. まとめにかえて

お墓・お葬式「あるあるトラブル」まとめ

出所:筆者作成

お墓とお葬式にまつわるお金のトラブルとその解決策を5つ紹介しました。

トラブルになりそうな事項をあらかじめおさえておき、家族・親族間で話し合っておくことが、あなたとあなたの家族を守ることにつながります。

今度、家族・親族が集まるタイミングで、一度お墓やお葬式について話してみるのはいかがでしょうか。話しにくいことではありますが、勇気を出して話すことが、円満なお墓・お葬式に繋がることでしょう。

参考資料

 

吉沢 良子