正月休みに墓参りをする習慣がある筆者。先日、お寺の同区画に「使用者は事務所までお越しください」という貼り紙とともに、「無縁墳墓等改葬公告」なる看板を見かけました。

お墓の維持費の滞納が続き、祭祀継承者や縁故者などと連絡がとれない場合、官報への掲載とともに、貼り紙、立札で通知が行われます。1年経過しても音沙汰がない場合、墓地管理者が自治体の許可を得たうえで無縁墓の撤去を行うことが可能となるのです。

少子高齢化が進み、こうしたケースが増えていくのは致し方ないことかもしれません。とはいえ自分や親族のお墓が知らない誰かに撤去されることは決して楽しい話ではないでしょう。

そう遠くはない将来の「墓じまい」までを考えてお墓を購入する人もいるこんにち。みなさんのおたくはどうですか?