2. できれば避けたい無縁墓。「墓じまい前提」でお墓を買う人も

近年増える「墓じまい」に関する意識調査の結果も見てみましょう。

2.1 【グラフ2】七回忌まで?三十三回忌まで?「うちのお墓はいつまで使う?」

2022年9月19日に全国石製品協同組合(全石協)が公表した調査結果によると、お墓の購入予定者の48.9%が「七回忌まで」「三十三回忌まで」というようにお墓の使用期限をあらかじめ想定していると回答。

ほぼ半数の人が「その先の墓じまい」まで考えてお墓を選んでいることが分かります。

また、鎌倉新書が2023年3月に公表した「第14回 お墓の消費者全国実態調査(2023年)」によると、購入されたお墓の種類別で最も多かったのは「樹木葬(51.8%)」、次いで「納骨堂(20.2%)」。

跡継ぎが要らず、無縁墓となることを避けることができる供養のスタイルが人気であることもうかがえます。