5. 競馬は2重課税になっている?
そもそも、JRAの競馬レースによる控除率は約25%。100円の馬券のうち、約75円はお客への払戻金に充てられ、残り25円が控除されています。
この約25円のうち、10円が国庫に納付。残り15円がJRAの運営に充てられ、これにより各事業年度において利益が生じた場合には、その額の2分の1がさらに国庫に納付されます。
投票額の10%+各事業年度の利益の1/2が国庫に納付されるため、2重課税になるのではとの見方があるのも事実。
勝馬投票法ごとの払戻率は、単勝80%、複勝80%、枠連77.5%、馬連77.5%、ワイド77.5%、馬単75%、3連複77.5%、3連単72.5%、WIN5 70%です。
6. 当たれば当たるほど損することも
競馬における税金問題はたびたび注目されます。
2022年6月には、お笑いトリオ・インスタントジョンソンのじゃいさんが、競馬の払い戻し金に対して、税務署から数千万円を追徴課税されたことでも話題になりました。
ウマ娘効果などで売上が伸びている競馬ですが、現在のルールではかければかけるほど損するなんてことも考えられます。
参考資料
小野田 裕太