経団連は、2023年12月26日に冬のボーナスの平均支給額を公表しました。
その結果、従業員1人あたりの賞与は1万2234円増えて、4年ぶりに90万円台を超える結果となりました。
給与や賞与が手厚いとされている大企業ですが、老後生活の下支えになる福利厚生の面も充実しています。
企業年金もその1つといえるでしょう。
大企業に勤められることになれば、将来や老後は安泰なのでしょうか。
今回は、企業年金の仕組みや大企業が導入している企業年金について解説します。
1. 企業年金とは?
企業年金は、年金制度の「3階」にあたる部分です。
1階が基礎年金、2階が厚生年金となっていて、さらに企業独自が上乗せして従業員に対する退職後の資金形成をサポートしています。
企業年金には、以下の3つの年金に分かれています。
- 厚生年金基金
- 確定給付企業年金
- 企業型確定拠出年金
それぞれの制度について、確認しましょう。