3. 今のうちからできる「老後資金の準備」を
本記事では、70歳代における平均貯蓄額と貯蓄割合について紹介していきました。
二人以上・単身世帯ともに、貯蓄3000万円以上を達成できている世帯は約1割程度となっており、貯蓄ゼロ世帯のほうが割合としては多くなっています。
現代の日本の老齢年金だけでは生活していくには厳しくなってきていることからも、安心した老後生活を過ごすためには、ある程度の貯蓄が必要になるでしょう。
効率的に老後資産を増やす方法として、資産運用の検討をおすすめします。
最近では、新NISAやiDeCoといった、資産運用初心者の方でも始めやすい制度があるため、それらを活用しながら現役時代に着実に備えをしておけると安心でしょう。
参考資料
- 金融審議会「市場ワーキング・グループ報告書 高齢社会における資産形成・管理」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](平成19年以降)」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年以降)」
- 総務省「統計からみた我が国の高齢者」
太田 彩子