2. 70歳代が収入から貯蓄に回す割合平均は?
冒頭でもお伝えしたように、現代の日本では70歳代においても働くシニアが増えてきています。
では、70歳代が「収入から貯蓄に回す平均割合」は、どのようになっているのでしょうか。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」によると、70歳代の「収入から貯蓄に回す割合」は下記の結果となりました。
二人以上世帯・単身世帯ともに、収入から貯蓄割合として最も多かったのは「10〜15%未満」となっており、収入の約1割程度は貯蓄に回しています。
しかし、二人以上世帯・単身世帯ともに、約半数の世帯は「貯蓄しなかった」と回答しており、収入のほとんどを生活にあてていることがわかります。
70歳代になると、現役時代のようにいつまでも働けるとは限りません。
体力的な問題やパートナーの介護などで、いつ働けなくなっても不思議ではない年代に差し掛かってきていることからも、やはり老後までにある程度の貯蓄は必要になるでしょう。
とはいえ実態としては、貯蓄が十分でない世帯が多く、老後を年金受給や労働賃金に頼っている世帯が一定数存在します。
安泰な老後生活を送るためにも、今のうちから資金準備をしておくことが大切になるでしょう。