5. 墓じまいを考える人はどのくらいいるの?

近年増える「墓じまい」について、みんなの意識調査ものぞいてみましょう。

5.1 お墓購入予定の人の約半数が「墓じまいを前提」としている【グラフ2参照】

全国石製品協同組合(全石協)が2022年9月19日に公表した調査結果では、お墓の購入予定者の48.9%が「七回忌まで」「三十三回忌まで」というようにお墓の使用期限をあらかじめ想定していると回答。ほぼ半数の人が「その先の墓じまい」まで考えてお墓を選んでいることが分かります。

また、鎌倉新書が2023年3月に公表した「第14回 お墓の消費者全国実態調査(2023年)」によると、購入されたお墓の種類別で最も多かったのは「樹木葬(51.8%)」、次いで「納骨堂(20.2%)」でした。

樹木葬の首位ランクイン、そして納骨堂が一般墓を上回るのは同調査史上初とのこと。承継者が要らないお墓を選ぶ人が増えている傾向がうかがえますね。