「墓じまい」をする人が増えています。

核家族化が進むいま。先祖代々のお墓の管理に悩むご家庭も多いでしょう。夫婦ともにきょうだいがいない場合など、お互いの実家の墓守をするケースも増えていくはず。

その夫婦の子どもがまた一人っ子だったら……。維持管理費用やお墓参りが負担となる可能性もありますね。

お墓を生前購入するにあたり、将来の「墓じまい」までを想定する人もいるこんにち。今回は、みんなが気になる墓じまいについて考えていきます。

1. 墓じまい・改葬とは?

一般的に「墓じまい」と呼ばれている行為は、墓石や墓所を撤去して処分すること。「廃墓」とも言います。そのあと別の供養に移す「改葬」までの一貫の流れをまとめて墓じまいと呼ぶことが多いですね。

墓じまいに伴う「改葬」の方法はさまざま。親族たちが通いやすい場所に墓を買い直す、永代供養ができる合同墓地や納骨堂などと契約するといったケースはよく聞きますね。自然葬(樹木葬や散骨)や手元供養などを選択する人もいるでしょう。