人生100年時代と言われるようになり、「将来のお金が心配なので、今から準備していきたい」と働き盛りの30歳代から老後に向けて準備を進めている方もいらっしゃるかもしれません。

実際、「年金だけで暮らしていけるか心配だ」という言葉をよく聞きますが、いったい自分と同年代の周囲はどれくらい貯蓄を保有しているのでしょうか。

今回は金融広報中央委員会の資料をもとに、30歳代・ひとり世帯の貯蓄額をみていきます。

1. 【30歳代・ひとり世帯】貯蓄700万円以上~1000万円未満は何パーセントか

30歳代・ひとり世帯で「貯蓄700万円以上~1000万円未満」を達成している人はどれくらいいるのでしょうか。

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」より、30歳代・ひとり世帯の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。

1.1 【30歳代・ひとり世帯】の貯蓄700万円~1000万円未満の割合

  • 3.7%

1.2 【30歳代・ひとり世帯】の貯蓄1000万円未満の割合

  • 83.6%

1.3 【30歳代・ひとり世帯の貯蓄額】平均と中央値

  • 平均:494万円
  • 中央値:75万円

貯蓄700万円~1000万円未満は1割未満、貯蓄1000万円未満でみると約8割となりました。