「お金の余裕は心の余裕」などと言われますが、働き盛りの30歳代の方にとって20代の頃より身に染みるように感じられるのではないでしょうか。
ふとした瞬間に友人や同僚から貯蓄額の話になり、気まずい思いをしたことがある人もいらっしゃるかもしれません。
いざ貯蓄を始めようとした時、自分と同年代の周囲がどれくらい貯蓄を保有しているかを知ることで具体的な貯蓄の目標金額を決めやすくなるということもあるでしょう。
そこで今回は、金融広報中央委員会の資料をもとに、30歳代・ひとり世帯の貯蓄額をみていきます。
1. 【30歳代・ひとり世帯】貯蓄100万円以上~200万円未満は何パーセントか
30歳代・ひとり世帯で「貯蓄100万円以上~200万円未満」を達成している人はどれくらいいるのでしょうか。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」より、30歳代・ひとり世帯の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。
1.1 【30歳代・ひとり世帯】の貯蓄100万円~200万円未満の割合
- 8.6%
1.2 【30歳代・ひとり世帯】の貯蓄200万円未満の割合
- 59.5%
1.3 【30歳代・ひとり世帯の貯蓄額】平均と中央値
- 平均:494万円
- 中央値:75万円
貯蓄100万円~200万円未満は1割未満、貯蓄200万円未満でみると約6割となりました。