2. 【20歳代・ひとり世帯】貯蓄保有世帯のみの平均と中央値はいくらか
次に、同調査より貯蓄保有世帯のみの貯蓄額について見ていきましょう。
2.1 【20歳代・ひとり世帯】の貯蓄1000~1500万円未満の割合
- 1.9%
2.2 【20歳代・ひとり世帯】の貯蓄1000万円以上の割合
- 4.0%
2.3 【20歳代・ひとり世帯の貯蓄額】平均と中央値
- 平均:307万円
- 中央値:110万円
貯蓄保有世帯のみの貯蓄額をみると、貯蓄1000万円以上は4.0%。
平均は300万円を超え、中央値は100万円を超えました。
3. 2024年は新NISAスタートの活用も検討を
これまで20歳代・ひとり世帯の「貯蓄1000~1500万円未満の割合」と平均・中央値を確認してきました。
20歳代で「貯蓄2000万円超」の世帯は全体の0.9%と、1割にも満たないことがわかりました。一方で、貯蓄額が100万円に満たない世帯は64.7%で大半を占めている状況です。
先行きのわからない時代ではありますが、まずは「ねんきん定期便」等で自分自身がどのくらい老後に年金を受給できるのか確認してみましょう。その上で、「足りない」「不安だ」と感じた場合は今から対策をしていくことが大切です。
新NISAやiDeCoなど資産運用も対策の一つ手段です。資産運用においても目的や目標によって「合う、合わない」の問題があります。ご自身のライフスタイルにあった準備をしていきましょう。
3.1 【ご参考】20歳代・ひとり世帯の貯蓄額一覧表(金融資産を保有していない世帯を含む)
- 金融資産非保有:42.1%
- 100万円未満:22.6%
- 100~200万円未満:11.5%
- 200~300万円未満:6.4%
- 300~400万円未満:4.6%
- 400~500万円未満:2.6%
- 500~700万円未満:3.6%
- 700~1000万円未満:2.6%
- 1000~1500万円未満:1.1%
- 1500~2000万円未満:0.4%
- 2000~3000万円未満:0.4%
- 3000万円以上:0.5%
参考資料
中沢 新