3.2 【二人以上世帯】20歳代~60歳代の貯蓄額の平均と中央値
続いて、二人以上世帯の平均貯蓄額を確認していきましょう。
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、二人以上世帯の20歳代〜60歳代の平均貯蓄額は下記の結果となりました。
【年代:平均値・中央値】
- 20歳代:214万円・44万円
- 30歳代:526万円・200万円
- 40歳代:825万円・250万円
- 50歳代:1253万円・350万円
- 60歳代:1819万円・700万円
二人以上世帯も年代が上がるにつれて、貯蓄額が増加傾向となっています。
単身世帯よりも平均値・中央値ともに金額が大きい理由としては、近年では共働き世帯が増加していることから、単身世帯よりも貯蓄に回せるトータル金額が多いのでしょう。
夫婦世帯の場合は、家の購入費用や子どもの教育費なども視野に入れて貯蓄をするケースが多いため、夫婦で協力しながら着実に貯蓄をしていけると良いでしょう。
4. 2024年こそ貯蓄上手に!新NISAの活用も検討視野に
本記事では、実際の調査データをもとに「2024年にやりたいこと」について紹介していきました。
2023年にやり残したこととして「貯蓄」が最も多く挙げられており、2024年においても新たに貯蓄や投資を始める人が多いとうかがえます。
2024年からは、新たに「新NISA」も開始されるため、投資や貯蓄を始めるには良いタイミングといえます。
NISA制度は少額からでも始めやすいものとなっているため、新NISAの活用も視野に入れながら2024年の貯蓄目標の設定をしてみると良いでしょう。
参考資料
- WeCapital株式会社「「今年やり残したこと・来年こそはやりたいこと」に関する意識調査」
- 金融庁「NISAとは?」
- 金融庁「新しいNISA」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](平成19年以降)」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年以降)」
太田 彩子