2. 住まいの片づけ・介護・お墓など「つい避けがちな」老後の話題
今回は、お正月の帰省時に起こった「家族・親族トラブルエピソード」を3つご紹介しました。
ちなみにLIFULL seniorが2023年8月30日に公表した「家族や親族とどこまで老後についてのことを話し合っているか(※)」に関する調査結果を見ると、「お墓について:16.6%」「遺産について(金融資産、不動産など):10.7%」「延命治療、終末期に受けたいケアについて:10.6%」「遺品整理、住まいの片付けについて:8.5%」「6位:老人ホームについて:7.3%」などが挙がっています。
裏を返すと、こうした「みんなが気になる部分」こそ、元気なうちに家族や親族の話し合いが必要になるポイントなのでしょう。とはいえ終活系の話題を日頃からフランクに話せる環境はなかなか作りにくいもの。だからトラブルにも発展しやすいのかもしれませんね。
※老人ホームなどに家族が入所していない人の回答
参考資料
- 株式会社LIFULL senior「遺品整理業者選びに「電話営業」を活用した人の約8割がトラブルを経験!行政・知人紹介でも2人に1人以上がトラブルあり」(PR TIMES)2023年12月14日
- 内閣府「令和4年 高齢者の健康に関する調査結果」
- 株式会社LIFULL senior 【LIFULL 介護】老後について家族とどこまで話し合ったか。7割近くが話し合っていることはないと回答 最も関心が高いのは「お墓」次いで「遺産」(2023年8月30日)
佐橋 ちひろ