1. 【新春実話取材】帰省時の実家で遭遇した「家族親戚トラブル」3選
さっそく筆者の周りで起こった「年始帰省時の家族親戚トラブルエピソード」をご紹介しましょう。
1.1 ケースその1 「汚屋敷」状態の実家にビックリ。断捨離計画を強引に進めようとする長女と両親がバトル
80歳代の両親が二人で暮らす実家に久々に、40歳代の子どもたちが帰省。かつてはキレイに整理整頓されていた家の中が、荒れ放題になっている状態を見てびっくり。
ほどなくして「要らないガラクタは全部捨てるか売るかにしよう!」と長女が一言。スマートフォンで生前整理の作業業者の手配を準備し始めたため、老いた両親は猛反発。
長女が「ガラクタ」と称したものの中には、夫婦が長年の趣味道具として大切にしてきた将棋雑誌や釣り竿、手芸用品のほか、そこそこ値が付きそうな骨董品も含まれていたため、両親の気持ちを大きく損ねる結果となったようです。
生前整理業者はよく吟味して。そもそも「汚屋敷」の原因は認知面の低下かも?
現役時代にはあんなにきちょうめんだった両親だったのに、今では家じゅうがゴミ屋敷状態で戸惑ったという話はよく聞きますね。
「思わず怒りたくなる」「キレイに片づけたくなる」といった気持ちはもちろん分かりますが、いったんここで深呼吸。部屋が汚くなっている理由は何かを探ってみる必要があるかもしれません。もし「あきらかなガラクタ」を収集していたり、同じ商品が大量にストックされていたりしたら、認知面の低下について、少し気を付けて見てあげると良いかもしれません。
大規模なお片付けとなると時間も体力も消耗しますから、生前整理などを専門に行う業者の利用も一案でしょう。ただし業者選びはていねいに。
LIFULL seniorが2023年12月に公表した調査結果によると、
「作業終了後、理不尽だと感じる値上げがあった(9.4%)」「請求金額に対し、極端にサービスのクオリティが低かった(8.6%)」「不適切な価格での買取(8.6%)」「物の紛失・盗難(7.4%)」などのトラブルを経験したという声も。
複数社から見積もりをとって信頼できそうな業者を選べると良いですね。