50歳代 二人以上世帯の貯蓄額
- 平均:1253万円
- 中央値:350万円
なお、平均貯蓄額は調査対象となった世帯の平均値なので、高い貯蓄額のある世帯が全体の平均値を引き上げている可能性があります。
一方、中央値はデータを小さい順に並べた場合にちょうど中心に来る値なので、より実態に即した金額といえるでしょう。
ちなみに、貯蓄なしの世帯は40歳代では26.1%、50歳代では24.4%となっており、約4世帯に1世帯は貯蓄がないことになります。
まとめると、40歳代・50歳代の二人以上世帯の平均貯蓄額は800万円から1200万円ほどとなっていますが、実際には250万円から350万円ほどの世帯が多いと考えられます。
また、貯蓄なしの世帯が25%程度を占めていることも忘れてはならない現実でしょう。
2.2 単身世帯の平均貯蓄額と中央値
続いて、40歳代・50歳代の単身世帯の平均貯蓄額と中央値を、金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」を元に確認していきましょう。
※貯蓄には預貯金のほか金融信託、生命保険商品、債券、株式などを含む
40歳代 単身世帯の貯蓄額
- 平均:657万円
- 中央値:53万円